GrantsからPieTown
- 2013/11/05
- 12:33
Grantsから、Demingまでの辛い道のり
Grantsでは、1日ゼロデイを取ったのだが、1日はベッドの上から動けない程風邪と胃の痛みで苦しんでいた。たまたま同じモーテルに泊まっていた同じ南に向かうハイカーのGinnyとEmilyから差し入れをもらった。苦しんでいた時なので、本当に助かった。

Grantsからの道のりは、複数のルートがある。体調の悪い私は、道路歩きのルートを選択した。Grantsから、次の補給地PieTownまでは、最初の僅かの道のりを除いて、舗装とダートロードのミックスになる。これまで長い道路歩きは初めてかもしれない。問題は水場になる。トレイルであれば、地図上になんとか水場を見つける事ができるが、道路歩きになるとそうはいかない。私有地があり中々難しい。結局、家畜用の水しかなく、先に来ていたGinnyとEmilyから悪い水だと聞いて汲みにいったのだが・・・
家畜の糞が浮いている水だった。匂いもひどい。浄水器を通すが、水自体も悪くなっていた様子で、ひどい匂いと味だった。さすがに、この日以降は藻が生えている程度の水だったのが幸いだった。

PieTownでのサプライズ
砂漠エリアの道を抜け、ハイウェイを渡ると、そこはPieTown。ガイドブックには、トレイルエンジェルのトースターハウスと、無料のキャンプサイトが載っていた。レストランが2つと、郵便局があるだけの小さな町。とりあえず、トースターハウスに行ってみると、SKYと、その彼女、GinnyとEmilyがいた。ちょうどSKYが朝食を作り終わったばかりの所にタイミングよく着いたので、五人で暖かい食事を楽しく頂いた。このトースターハウスのオーナーは、バイカーとハイカーの為に家を解放していて、自身はPieTownから少し離れた町に住んでいる。入り口の門には、壊れたトースターが沢山飾ってある。ほどなく、オーナーがやってきて、皆で軽くPieTownを観光し、私とGinnyとEmilyは、少しの食料と水を持ち、トレイルを歩けるだけ歩く事にした。SKYと彼女は皆の為に食事の準備をしてくれる。オーナーは、皆にパイを食べさせたいと、自宅に戻りパイを焼に戻ってくれた。オーナーの話では、トレイルはダートロードで、帰りはヒッチハイクすればいいとの事だったのだが。日暮れが近づいても車は一台も通らなかった。たまたま、山の中に民家を見つけ、電話を借りて迎えに来てもらった。

夜、SKYの作ってくれたパスタもオーナーのパイも最高の美味しさだった。夜遅くまで歓談していた。皆で明日から、グランドキャニオンへ行こうね!なんて盛り上がっていた。
翌日、トレイルへ戻る準備をしていると、なんだか皆の様子が違う。「Masaグランドキャニオンへ行くよ!」
驚いた、冗談だと思っていた。SKYの彼女の車は小さい。五人載って五時間のドライブは辛い。と思い窓をふと見ると、外からこちらを見ている人がいた。

なんと日本人PCTハイカーのワンダラーさん(河西さん)だ!私の具合を心配してくれて、わさわざお見舞いに来てくれたのだった!この日、ワンダラーさんと私はトースターハウスに泊まり色々とトレイルについて話し合った。ワンダラーさんは、私と同じ年で今年でPCT二回目、そしてATも歩いている、ロングトレイルのスペシャリストでもある。最高に楽しく、時間が経つのも忘れていた。そしてこの日は、一年の内、300日は晴れのニューメキシコで、スコールのような雨が降っていた。
Grantsでは、1日ゼロデイを取ったのだが、1日はベッドの上から動けない程風邪と胃の痛みで苦しんでいた。たまたま同じモーテルに泊まっていた同じ南に向かうハイカーのGinnyとEmilyから差し入れをもらった。苦しんでいた時なので、本当に助かった。

Grantsからの道のりは、複数のルートがある。体調の悪い私は、道路歩きのルートを選択した。Grantsから、次の補給地PieTownまでは、最初の僅かの道のりを除いて、舗装とダートロードのミックスになる。これまで長い道路歩きは初めてかもしれない。問題は水場になる。トレイルであれば、地図上になんとか水場を見つける事ができるが、道路歩きになるとそうはいかない。私有地があり中々難しい。結局、家畜用の水しかなく、先に来ていたGinnyとEmilyから悪い水だと聞いて汲みにいったのだが・・・
家畜の糞が浮いている水だった。匂いもひどい。浄水器を通すが、水自体も悪くなっていた様子で、ひどい匂いと味だった。さすがに、この日以降は藻が生えている程度の水だったのが幸いだった。

PieTownでのサプライズ
砂漠エリアの道を抜け、ハイウェイを渡ると、そこはPieTown。ガイドブックには、トレイルエンジェルのトースターハウスと、無料のキャンプサイトが載っていた。レストランが2つと、郵便局があるだけの小さな町。とりあえず、トースターハウスに行ってみると、SKYと、その彼女、GinnyとEmilyがいた。ちょうどSKYが朝食を作り終わったばかりの所にタイミングよく着いたので、五人で暖かい食事を楽しく頂いた。このトースターハウスのオーナーは、バイカーとハイカーの為に家を解放していて、自身はPieTownから少し離れた町に住んでいる。入り口の門には、壊れたトースターが沢山飾ってある。ほどなく、オーナーがやってきて、皆で軽くPieTownを観光し、私とGinnyとEmilyは、少しの食料と水を持ち、トレイルを歩けるだけ歩く事にした。SKYと彼女は皆の為に食事の準備をしてくれる。オーナーは、皆にパイを食べさせたいと、自宅に戻りパイを焼に戻ってくれた。オーナーの話では、トレイルはダートロードで、帰りはヒッチハイクすればいいとの事だったのだが。日暮れが近づいても車は一台も通らなかった。たまたま、山の中に民家を見つけ、電話を借りて迎えに来てもらった。

夜、SKYの作ってくれたパスタもオーナーのパイも最高の美味しさだった。夜遅くまで歓談していた。皆で明日から、グランドキャニオンへ行こうね!なんて盛り上がっていた。
翌日、トレイルへ戻る準備をしていると、なんだか皆の様子が違う。「Masaグランドキャニオンへ行くよ!」
驚いた、冗談だと思っていた。SKYの彼女の車は小さい。五人載って五時間のドライブは辛い。と思い窓をふと見ると、外からこちらを見ている人がいた。

なんと日本人PCTハイカーのワンダラーさん(河西さん)だ!私の具合を心配してくれて、わさわざお見舞いに来てくれたのだった!この日、ワンダラーさんと私はトースターハウスに泊まり色々とトレイルについて話し合った。ワンダラーさんは、私と同じ年で今年でPCT二回目、そしてATも歩いている、ロングトレイルのスペシャリストでもある。最高に楽しく、時間が経つのも忘れていた。そしてこの日は、一年の内、300日は晴れのニューメキシコで、スコールのような雨が降っていた。
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