SteamboatSpringsから、Grandlakeまでの道のりは。
- 2013/09/09
- 14:33
実に10日ぶりのトレイル。夕方、コロンビア衛藤さん、池野さん、小濱さんに見送られ、後ろ髪を引かれるような思いで、オールドハイウェイ14を歩き出す。
それもつかの間、いきなりの雹に傘をさして道路脇にしゃがみ込む。酷い降り。
20分程すると、一台の車が避難しに来なさいと、車に乗せてくれた。バックパックを抱えながらで写真も撮れなかったが、道路の雪は十センチ程まで積もり、車が立ち往生していた。一時間程で止み、また歩き出す。結局道路脇にテントを張るしかなかった。それにしても、天国のような時間からの雹。コロラド州の天気は。


二日目の9月5日も夕方から、また雹に見舞われた。酷いアップダウンにふくらはぎは、もうパンパンにはっていた。仕方なく、晴れ間を見て少しはやめにテントを張るも、日暮れの時間が早くなっていた。夕食を終える8時には真っ暗になっている。湿気を吸ったダウンのシュラフは寒い。テントも完全に乾かないまま張ったので、湿気が凄い。日中お日様が顔をほぼ出さない状況では仕方ないのかもしれない。
次の日こそ晴れる事を信じていたのだったが。

翌日も曇り。何千フィートかけ上がったのだろう。足はパンパン。今日の予定のラスト二千フィートの登りで、初日と同じ量の雹にまたも襲われた。木陰に隠れ傘をさしても、入り込む雹に風。降りやんでから登る12000フィートの山は凍えそうだった。頂上付近にビバーグ出来そうなポイントがあると地図にあったが、この風では不可能だろう。時計は夕方の6時をまわっていた。ヤバイ。山の頂上にはうっすら山小屋が見えていたが、普通なら入れない。かつてCDTで山小屋が空いていた試しがない。小屋の脇なら多少は風がしのげるかもしれない。最後の力を振り絞りかけ上がった。
小屋はシェルターになっていた。まさに奇跡だった。電波棟だったような小屋は二人が入ると、いっぱいな状況だった。

勿論誰もいない。既に七時前。先に進むのはあり得ない。ステイすることにした。その直後から、小屋が飛ばされそうな突風と雨が振りだした。そしてネズミがイタズラする中なかなか眠りに着く事はできなかった。
朝焼けが眩しかった。昨日先に進まなくて良かったと思う程の崖を降る。今日は晴れを信じて足が棒になるまで歩いた。土日なのにハイカーはいない。これがCDTだ。結局午後には天気が崩れ、またしても雨。4日連続苦しめられている。流石に湿りきった寝袋は冷たく、夜何度も寒さで目が覚めた。明日12マイル歩けば町に着く。そう言い聞かせて丸くなる。湿った服を寒さの中着るには限界に近かった。予想に反して、下り道だった。予定より早く、ロッキーマウンテン国立公園に入る。懐かしい景色だ。


5日前、実はロッキーマウンテン国立公園とグランドレイクには一泊している。もう何年も昔の事のように感じる。公園内はトレイルが複雑で何度かのロストの後、ようやくグランドレイクに着いた。ホステルに泊まる事は決めていたが、お店のある場所まで歩くと遠いのが気になっていたが、受付のお姉さんが、優しく自分の自転車を貸してくれた。しかも可愛い女性なのでなおさらかもしれない。
実はこの町には何件かのネイティブアメリカンの店がある。5日前に目を付けていた店に入りちょっと買い物。色々話をしていたら、買った金額の半分のお菓子やらコーラを頂いてしまった。CDTを歩いている事に感動してくれたらしい。ミサンガをお店の女性に手に付けてもらい、旅の無事を祈ってもらった。雨や雹には苦しめられるが、本当に素敵な出会いが私を支えている。感謝してやまない。いずれ、ロッキーマウンテン国立公園にはもう一度来たいと思う。その時にこのホステル、ネイティブアメリカンの店にもう一度来たい。
今日偶然にもトレイルで、四つ葉のクローバーを4つ一ヶ所からみつけた。探した訳ではない。たまたま、違和感を感じて下を見ただけだったのだが。
幸せは重なるのかもしれない。

それもつかの間、いきなりの雹に傘をさして道路脇にしゃがみ込む。酷い降り。
20分程すると、一台の車が避難しに来なさいと、車に乗せてくれた。バックパックを抱えながらで写真も撮れなかったが、道路の雪は十センチ程まで積もり、車が立ち往生していた。一時間程で止み、また歩き出す。結局道路脇にテントを張るしかなかった。それにしても、天国のような時間からの雹。コロラド州の天気は。


二日目の9月5日も夕方から、また雹に見舞われた。酷いアップダウンにふくらはぎは、もうパンパンにはっていた。仕方なく、晴れ間を見て少しはやめにテントを張るも、日暮れの時間が早くなっていた。夕食を終える8時には真っ暗になっている。湿気を吸ったダウンのシュラフは寒い。テントも完全に乾かないまま張ったので、湿気が凄い。日中お日様が顔をほぼ出さない状況では仕方ないのかもしれない。
次の日こそ晴れる事を信じていたのだったが。

翌日も曇り。何千フィートかけ上がったのだろう。足はパンパン。今日の予定のラスト二千フィートの登りで、初日と同じ量の雹にまたも襲われた。木陰に隠れ傘をさしても、入り込む雹に風。降りやんでから登る12000フィートの山は凍えそうだった。頂上付近にビバーグ出来そうなポイントがあると地図にあったが、この風では不可能だろう。時計は夕方の6時をまわっていた。ヤバイ。山の頂上にはうっすら山小屋が見えていたが、普通なら入れない。かつてCDTで山小屋が空いていた試しがない。小屋の脇なら多少は風がしのげるかもしれない。最後の力を振り絞りかけ上がった。
小屋はシェルターになっていた。まさに奇跡だった。電波棟だったような小屋は二人が入ると、いっぱいな状況だった。

勿論誰もいない。既に七時前。先に進むのはあり得ない。ステイすることにした。その直後から、小屋が飛ばされそうな突風と雨が振りだした。そしてネズミがイタズラする中なかなか眠りに着く事はできなかった。
朝焼けが眩しかった。昨日先に進まなくて良かったと思う程の崖を降る。今日は晴れを信じて足が棒になるまで歩いた。土日なのにハイカーはいない。これがCDTだ。結局午後には天気が崩れ、またしても雨。4日連続苦しめられている。流石に湿りきった寝袋は冷たく、夜何度も寒さで目が覚めた。明日12マイル歩けば町に着く。そう言い聞かせて丸くなる。湿った服を寒さの中着るには限界に近かった。予想に反して、下り道だった。予定より早く、ロッキーマウンテン国立公園に入る。懐かしい景色だ。


5日前、実はロッキーマウンテン国立公園とグランドレイクには一泊している。もう何年も昔の事のように感じる。公園内はトレイルが複雑で何度かのロストの後、ようやくグランドレイクに着いた。ホステルに泊まる事は決めていたが、お店のある場所まで歩くと遠いのが気になっていたが、受付のお姉さんが、優しく自分の自転車を貸してくれた。しかも可愛い女性なのでなおさらかもしれない。
実はこの町には何件かのネイティブアメリカンの店がある。5日前に目を付けていた店に入りちょっと買い物。色々話をしていたら、買った金額の半分のお菓子やらコーラを頂いてしまった。CDTを歩いている事に感動してくれたらしい。ミサンガをお店の女性に手に付けてもらい、旅の無事を祈ってもらった。雨や雹には苦しめられるが、本当に素敵な出会いが私を支えている。感謝してやまない。いずれ、ロッキーマウンテン国立公園にはもう一度来たいと思う。その時にこのホステル、ネイティブアメリカンの店にもう一度来たい。
今日偶然にもトレイルで、四つ葉のクローバーを4つ一ヶ所からみつけた。探した訳ではない。たまたま、違和感を感じて下を見ただけだったのだが。
幸せは重なるのかもしれない。

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