RiverSide WYから、Steamboatsprings COまでの出会いの奇蹟
- 2013/08/27
- 15:53

キャンプサイトで、朝食のお誘いをしてくれたのは、PrilとTomのご夫婦。コロラド州から来ていて、私と逆にイエローストーンまで旅をしていた。朝、クッキー(パンのようなもの)手作りハンバーグに、Tomが焼いてくれた目玉焼きに、コーヒーをご馳走になり、二時間程、色々と話していていた。とても素敵な時間が過ぎていた。昨晩雨だった事、8月26日までにSteamboatsprings COに着けば良いことから、日程的にも余裕があったので、もう一泊する事にした。予定が合えば、Steamboatspringsで再会する約束をして、私は見送った。この時に挨拶をして少し話していていた、JanとRitaご夫妻から、この日の夕食のご招待を受けた。

JanとRitaもコロラド州から来ていて、一年おきにこのキャンプサイトを訪れ、滞在している。津波の話にRitaは涙を浮かべてくれた。Janは、高額な宿泊場しかない、Steamboatspringsの宿を探してくれて、値引き交渉までしてくれて、予約まで取ってくれた。本当に素敵な出来事だった。色々な話をし、Ritaの手作りのパスタ・サラダ・フルーツポンチ・アイスクリームに手作りバナナケーキはとても美味しかった。まるで、家族のように接してくれて、本当に嬉しかった。最高の思い出。しかも、色々と食べ物を頂いた。感激して。。

この他にも、オーストラリア人で、自転車で四年半旅をしている人と隣り合わせになり、日本に2ヶ月いた話しや、バージニア州から夫婦で五週間トレッキングしながら旅しているご夫婦にも夕食を誘われたり話をしたりと、感激する出会いの連続。朝、皆さんに挨拶をして、ヒッチハイク用のボードを掲げながら歩き始めていると、すぐクラクションが鳴った。Janだった。わざわざ彼は、私を峠まで送る為に車を出してくれたのだった。感激した。本当に困難なヒッチハイクを予想していただけに、彼の気持ちが嬉しくて嬉しくてしかたがなかった。
Janと別れて歩き出すと、なんだか寂しくなってきた。私は日本人スルーハイカー。留まる事が出来ない切なさを感じていた。Steamboatspringsまでは、4日あれば十分に着く道のり。若干余裕があったが、とにかく必死にあるいた。1日に三度も降る雨。日中お日様が僅かにしかでなく、テントも寝袋もグショグショ。それでも、無事にワイオミング州を越え、コロラド州に入ったが、雨はつづいていた。

三日目もグショグショだった。晴れない天候に、僅かに差す日差しを見つけては、テントや寝袋を干していた。

早く歩き過ぎていた。歩く距離を押さえなければ、2日早Steamboatspringsに着いてしまう。色々考えていた。そんな時、珍しくハイカーに出会った。FaithとSarahの親子だった。これが奇跡的出会いだった。雨で大変だった話をしたりしていると、私たちは、Steamboatspringsからきているのよなんて話になり、乗っていかない?と誘われた。ありがたかったが、26日に宿の予約をしてもらっている事や、Steamboatspringsの宿が高いから、長くは泊まれない話をすると、Faithが、家に泊まる?と言ってくれた。予定のとうげまでまだ少しあったが、この出会いを大切にしたかった。私は彼女達と一緒に手前の峠に向かった。まさに奇跡的な出会い。


FaithとSarahは、病院に勤めていて、Steamboatsprings周辺をこの夏四回一緒に歩いている仲の良い親子で、Sarahは結婚していて、Faithの家から、車で五分の場所に住んでいる。夜遅くまで、私のつたない英語で色々お話ししたり、初日は、メキシカンレストランで、FaithとSarahの友人と四人で食事をした。やはり、皆で食卓を囲むとなんて美味しい食事なんでしょう!朝もFaithと色々話ながら、朝食をご馳走になり、本当にお母さんと一緒にいるような感じがして、幸せな二泊三日でした。予約してもらったホテルにむかう時にはなんだか寂しさが込み上げてきて、チェックインをして、お別れの時は、自然にハグしていました。本当にありがとう、Faith,Sarah!また、少ししたら、コロラドトレイルを歩きに行きたい!そして、FaithとSarahに再会したい。近いうちにまた会える。そんな気がします!
私事ですが、8月27日から、10日程お仕事の為にトレイルを歩くのをお休みさせて頂くことになりました。
現在1353マイル地点(概算)ハーフポイントを越えてコロラド州に入りました。
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