MASAのお暇
- 2019/10/02
- 17:52
みちのく潮風トレイルを歩き始めて2週間。9月30日に女川町にたどり着きました。
10月4日から北海道で仕事をする関係上、女川町から先に進むと予定通りに仙台空港に着くかわからなかったので、今回、お暇を頂くことにしました。
トレイル沿線の町でゆっくり過ごすことも考えたのですが、自宅に戻った方がお財布に優しい事が判明して、一時帰宅したのでした。これも、日本を歩くからこそ出来ることだと思います。※女川から自宅まで約3時間ほどで着きますのでw
さて、今回は福島県松川浦の環境公園からスタートしました。最初から色々な出会いに恵まれ、トレイルマジックもありつつ歩いていました。そんな、色々な出会いについては、GARVY PLUSで週に一度更新していますので、ぜひご覧いただけたらと思います。楽しいレポートは、GARVYをご覧いただくとして、今回のお暇では自分の感じた事を記したいと思います。
GARVY PLUS 「ロングトレイルハイカーMASA、みちのく潮風トレイルを行く」
歩く前から、みちのく潮風トレイルに関するイメージや道のりもある程度認識していた。
日本で、アメリカのようなトレイルを作ることが非常に難しい事は、自分なりに山形にルートを作る活動を通じて感じていた。
どうやったら、アメリカのトレイルに近い道のりが出来るのだろうか?法律も制度も文化も違う。国土の面積も違う。
だから、アメリカのトレイルと同じものを作るのは不可能だといえる。
過去にも長距離自然遊歩道を各地に作り、国は市町村等に管理を丸投げしていた。
結果、管理する市町村によって温度差があり、看板は朽ち果てて道すら現認できないルートが数多くある。
みちのく潮風トレイルには、長距離自然遊歩道のようになって欲しくないし、絶対そうなってはならない。
アメリカでは、連保政府により制定されたトレイル法があり、シーニックトレイルとヒストリックトレイルに分類されている。ヒストリックトレイルは歴史文化を保存するために作られたもので、開拓の歴史に習って道路をめぐる。一般的にハイカーが歩くトレイルは、シーニックトレイルである。このトレイルには100マイル以上の連続した自然遊歩道であることなどの条件がある。
みちのく潮風トレイルは、この上記のトレイルの中間形態の形がマッチすると考えた。日本の制度や文化や法律に照らし合わせ、合致するほかにも、このトレイルは復興のために出来た道であるからだ。
また、震災の歴史を風化させないためにも、この道が作られたのだと思う。自然の中を通り、文明のある町を通り、海辺に出て、この防潮堤を見てどう感じるか?この道路は誰が通るのだろうか?今回の防災行政について考えてほしい。
安易に批判するつもりはない。一元的に考えられるほど簡単なことではないと思う。
僕はこの道を歩くたび、この人工物が自然に対してどのような影響を及ぼすのかについて考える。また、これから人口が減る中で、これだけの道路や施設を作ることについても考えさせられる。これらの造作物を将来的に維持できるのか?
むやみに自然を人間の都合の良い形に変えるから災害は起きるのではないか。
ここまで歩いた現時点での僕の考えが正しいとは思わない。だから多くの方に実際に歩いてもらい、地域の方々と話をし、考え、共に協力しあえればと思う。
色々な世代が、歩き感じたことを互いに話し合う。それが重要なのだと思う。それが、この国の未来を作っていくことに繋がるのだと思う。
まずは、みちのく潮風トレイルを歩いてみてほしい。
走ったり、自転車ではスピードが速すぎて立ち止まれない。話すこともできない。それ自体に集中してしまうのだ。
歩くスピードだからこそ、簡単に立ち止まれる。歩くスピードだからこそ、人と話すことができる。歩くスピードだからこそ、考える事が出来るのだ。
福島県松川浦環境公園 みちのく潮風トレイルの南の起点

宮城県山元町 深山 鎮魂の鐘

宮城県名取市 閖上付近

宮城県東松島市 石巻市周辺

宮城県石巻市 田代島(通称猫島)のねこ分布の看板

宮城県石巻市田代島のマンガアイランド(キャンプ場とコテージ)

宮城県石巻市金華山、山頂から下った景色

10月4日から北海道で仕事をする関係上、女川町から先に進むと予定通りに仙台空港に着くかわからなかったので、今回、お暇を頂くことにしました。
トレイル沿線の町でゆっくり過ごすことも考えたのですが、自宅に戻った方がお財布に優しい事が判明して、一時帰宅したのでした。これも、日本を歩くからこそ出来ることだと思います。※女川から自宅まで約3時間ほどで着きますのでw
さて、今回は福島県松川浦の環境公園からスタートしました。最初から色々な出会いに恵まれ、トレイルマジックもありつつ歩いていました。そんな、色々な出会いについては、GARVY PLUSで週に一度更新していますので、ぜひご覧いただけたらと思います。楽しいレポートは、GARVYをご覧いただくとして、今回のお暇では自分の感じた事を記したいと思います。
GARVY PLUS 「ロングトレイルハイカーMASA、みちのく潮風トレイルを行く」
歩く前から、みちのく潮風トレイルに関するイメージや道のりもある程度認識していた。
日本で、アメリカのようなトレイルを作ることが非常に難しい事は、自分なりに山形にルートを作る活動を通じて感じていた。
どうやったら、アメリカのトレイルに近い道のりが出来るのだろうか?法律も制度も文化も違う。国土の面積も違う。
だから、アメリカのトレイルと同じものを作るのは不可能だといえる。
過去にも長距離自然遊歩道を各地に作り、国は市町村等に管理を丸投げしていた。
結果、管理する市町村によって温度差があり、看板は朽ち果てて道すら現認できないルートが数多くある。
みちのく潮風トレイルには、長距離自然遊歩道のようになって欲しくないし、絶対そうなってはならない。
アメリカでは、連保政府により制定されたトレイル法があり、シーニックトレイルとヒストリックトレイルに分類されている。ヒストリックトレイルは歴史文化を保存するために作られたもので、開拓の歴史に習って道路をめぐる。一般的にハイカーが歩くトレイルは、シーニックトレイルである。このトレイルには100マイル以上の連続した自然遊歩道であることなどの条件がある。
みちのく潮風トレイルは、この上記のトレイルの中間形態の形がマッチすると考えた。日本の制度や文化や法律に照らし合わせ、合致するほかにも、このトレイルは復興のために出来た道であるからだ。
また、震災の歴史を風化させないためにも、この道が作られたのだと思う。自然の中を通り、文明のある町を通り、海辺に出て、この防潮堤を見てどう感じるか?この道路は誰が通るのだろうか?今回の防災行政について考えてほしい。
安易に批判するつもりはない。一元的に考えられるほど簡単なことではないと思う。
僕はこの道を歩くたび、この人工物が自然に対してどのような影響を及ぼすのかについて考える。また、これから人口が減る中で、これだけの道路や施設を作ることについても考えさせられる。これらの造作物を将来的に維持できるのか?
むやみに自然を人間の都合の良い形に変えるから災害は起きるのではないか。
ここまで歩いた現時点での僕の考えが正しいとは思わない。だから多くの方に実際に歩いてもらい、地域の方々と話をし、考え、共に協力しあえればと思う。
色々な世代が、歩き感じたことを互いに話し合う。それが重要なのだと思う。それが、この国の未来を作っていくことに繋がるのだと思う。
まずは、みちのく潮風トレイルを歩いてみてほしい。
走ったり、自転車ではスピードが速すぎて立ち止まれない。話すこともできない。それ自体に集中してしまうのだ。
歩くスピードだからこそ、簡単に立ち止まれる。歩くスピードだからこそ、人と話すことができる。歩くスピードだからこそ、考える事が出来るのだ。
福島県松川浦環境公園 みちのく潮風トレイルの南の起点

宮城県山元町 深山 鎮魂の鐘

宮城県名取市 閖上付近

宮城県東松島市 石巻市周辺

宮城県石巻市 田代島(通称猫島)のねこ分布の看板

宮城県石巻市田代島のマンガアイランド(キャンプ場とコテージ)

宮城県石巻市金華山、山頂から下った景色

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