トレイルの先に見えるもの
- 2017/01/17
- 16:47
2005年に歩いたアパラチアン・トレイルで、加藤則芳さんから一番最初にお聞きした言葉を最近思い出しています。
政治的側面、経済的側面からアパラチアン・トレイルを見つめたい。
当時の僕には、よく理解できていなかったように思います。
トレイルは、自然に親しむ為の方法論だと思います。
自然に入り、自然を知り愛着する。その気持ちが自然保護に繋がっていく。
一見、今の時代は自然に関わることなく生きられる社会だと考えられる方がいるかもしれませんが
私は、全ては繋がっていると思います。
文明の発達は、自然破壊の歴史ではないでしょうか?
人口が増加し、その食料を賄うために森林を切り開き、農地や牧草地を作る。人間が口にする肉を作るには、人口の数倍の家畜が必要になる。医療の発達が出生率を高め、高齢化社会をうむ。森は無くなり、現代社会の自然災害を拡大を誘発する。
災害により、農作物が取れなくなると、人々は職を求め都市部に人口が集中する。結果、貧困層が生まれ、スラム街を作る。
アフリカでは、人口増による開墾や、農地に過度な負担をかけ、砂漠化が起きる。アフリカだけではありません。
農地の効率が良くなれば良くなるほど、土への負担が大きくなります。本来輪作は、土壌を健全に保つために必要だったはずです。
海に関してもそうではないでしょうか?人が増えれば、富を求めれば乱獲が進む。
先進国は、ある程度環境に配慮するも、発展途上国では先進国の生活を支える為、環境は物凄い勢いで破壊される。
勿論、保護するための予算などあるはずもない。
人口が爆発した1950年産業革命頃、世界の人口は約25億人、2015年には73億人を超える程に人口が増えている。
それでも、先進国では少子化が叫ばれ、税収を保つため子を増やそうといている。
仮に、世界の人口が1/10なら、もっと少なければ、違った結果になっているのかもしれない。
全ては、密接に関わっているのかもしれません。人が生きていくには、必ず何らかの形で自然と関わります。
私は学者ではありませんし、さらっと思いつく所だけ書かせていただきましたが、上記以外にも土壌流失・科学物質問題・生態系の問題、あげたらきりがありません。
トレイルの先に見えるもの。それは、物質社会が自然とどう真摯に向かい合うかなのかもしれません。
自然に入り、自然を知る中で、色々な物が見えてくるのではないでしょうか?
それは、トレイルが動物や植物が生息するエリアを歩くからこそ、自然について知らなくてはならないからではないでしょうか。
自然を親しむ人が増えれば、その中から各分野について研究する方が増えるかもしれませんし、経済優先の政治や企業体質から抜け出した人々が出てくるかもしれません。
まずは、自然と関わる、トレイルという入り口を大切にしていかなくてはならないのかもしれません。
現状、どこまで自然環境を遡ることが良いのか、私にはわかりません。
仮に、自然が原始のままであったとしても、自然界の中では淘汰が行われていたはずです。
滅びる種もあれば、残る種もあったはずです。
これも、想像でしか分かりません。
過去は変える事が出来ないが、未来は変えられるのではないでしょうか?
今これからどう私達が自然人として関わるかが重要なのだと思います。

政治的側面、経済的側面からアパラチアン・トレイルを見つめたい。
当時の僕には、よく理解できていなかったように思います。
トレイルは、自然に親しむ為の方法論だと思います。
自然に入り、自然を知り愛着する。その気持ちが自然保護に繋がっていく。
一見、今の時代は自然に関わることなく生きられる社会だと考えられる方がいるかもしれませんが
私は、全ては繋がっていると思います。
文明の発達は、自然破壊の歴史ではないでしょうか?
人口が増加し、その食料を賄うために森林を切り開き、農地や牧草地を作る。人間が口にする肉を作るには、人口の数倍の家畜が必要になる。医療の発達が出生率を高め、高齢化社会をうむ。森は無くなり、現代社会の自然災害を拡大を誘発する。
災害により、農作物が取れなくなると、人々は職を求め都市部に人口が集中する。結果、貧困層が生まれ、スラム街を作る。
アフリカでは、人口増による開墾や、農地に過度な負担をかけ、砂漠化が起きる。アフリカだけではありません。
農地の効率が良くなれば良くなるほど、土への負担が大きくなります。本来輪作は、土壌を健全に保つために必要だったはずです。
海に関してもそうではないでしょうか?人が増えれば、富を求めれば乱獲が進む。
先進国は、ある程度環境に配慮するも、発展途上国では先進国の生活を支える為、環境は物凄い勢いで破壊される。
勿論、保護するための予算などあるはずもない。
人口が爆発した1950年産業革命頃、世界の人口は約25億人、2015年には73億人を超える程に人口が増えている。
それでも、先進国では少子化が叫ばれ、税収を保つため子を増やそうといている。
仮に、世界の人口が1/10なら、もっと少なければ、違った結果になっているのかもしれない。
全ては、密接に関わっているのかもしれません。人が生きていくには、必ず何らかの形で自然と関わります。
私は学者ではありませんし、さらっと思いつく所だけ書かせていただきましたが、上記以外にも土壌流失・科学物質問題・生態系の問題、あげたらきりがありません。
トレイルの先に見えるもの。それは、物質社会が自然とどう真摯に向かい合うかなのかもしれません。
自然に入り、自然を知る中で、色々な物が見えてくるのではないでしょうか?
それは、トレイルが動物や植物が生息するエリアを歩くからこそ、自然について知らなくてはならないからではないでしょうか。
自然を親しむ人が増えれば、その中から各分野について研究する方が増えるかもしれませんし、経済優先の政治や企業体質から抜け出した人々が出てくるかもしれません。
まずは、自然と関わる、トレイルという入り口を大切にしていかなくてはならないのかもしれません。
現状、どこまで自然環境を遡ることが良いのか、私にはわかりません。
仮に、自然が原始のままであったとしても、自然界の中では淘汰が行われていたはずです。
滅びる種もあれば、残る種もあったはずです。
これも、想像でしか分かりません。
過去は変える事が出来ないが、未来は変えられるのではないでしょうか?
今これからどう私達が自然人として関わるかが重要なのだと思います。

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