悪天候の恐怖
- 2014/12/12
- 07:51
北島の終わりが近づいていた。一向に良くならない天気は、私をトラックから遠ざける。
パーマストンノースからは、四日間の山歩きエリアになる。二日目の昼までに60km歩いていた。

予報は曇り。明日は雨。その後も雨模様の予報だった。
二日以上遅いはずのフランス人ハイカーが、先にいた。私が歩いてきた道のりは、川渡りが多く続いた。雨で増水した川は私の腰近くまで水かさが増していた。彼は、増水していて、私が歩いていたエリアを飛ばしてきたらしい。次に入る山エリアも飛ばしていくらしかった。次のエリアは毎年人が亡くなるエリア。まだ、晴れている。私は山頂付近の、山小屋へ行く事を決めた。1000m近くの登り。泥道。急斜面。五時間かけて山小屋にたどり着いた頃には、かなり気温が下がっていた。
実は、山小屋はテアラロアのルートから離れている。たどり着いたのは、偶然だった。
山小屋には、登山客が数名いて、寒くない?と聞かれる程冷えていた。色々話をしていると、彼らは翌日天候が悪いので、下山するらしかった。市販の地図を見せてもらいながら、ルートを一緒に確認していると、テアラロアのルートは、点線になっていた。ルートが無いらしい。
彼らの一人は、よくこのエリアを歩いているらしいが、テアラロアルートは歩いた事がないそうだ。
明日は雨。視界は悪く、細い登山道で、テントも難しいらしい。「ニュージーランドでは、無理して歩いて時々亡くなる人が山では多いよ。下山した方がいい」
翌日、下山する事に決めた事を伝えると、にわかに山小屋の中が明るくなった。皆心配してくるれていたらしい。
下山途中から降りだした雨は冷たく体を冷やした。体の震えが止まらなかった。

パーマストンノースからは、四日間の山歩きエリアになる。二日目の昼までに60km歩いていた。

予報は曇り。明日は雨。その後も雨模様の予報だった。
二日以上遅いはずのフランス人ハイカーが、先にいた。私が歩いてきた道のりは、川渡りが多く続いた。雨で増水した川は私の腰近くまで水かさが増していた。彼は、増水していて、私が歩いていたエリアを飛ばしてきたらしい。次に入る山エリアも飛ばしていくらしかった。次のエリアは毎年人が亡くなるエリア。まだ、晴れている。私は山頂付近の、山小屋へ行く事を決めた。1000m近くの登り。泥道。急斜面。五時間かけて山小屋にたどり着いた頃には、かなり気温が下がっていた。

実は、山小屋はテアラロアのルートから離れている。たどり着いたのは、偶然だった。
山小屋には、登山客が数名いて、寒くない?と聞かれる程冷えていた。色々話をしていると、彼らは翌日天候が悪いので、下山するらしかった。市販の地図を見せてもらいながら、ルートを一緒に確認していると、テアラロアのルートは、点線になっていた。ルートが無いらしい。
彼らの一人は、よくこのエリアを歩いているらしいが、テアラロアルートは歩いた事がないそうだ。
明日は雨。視界は悪く、細い登山道で、テントも難しいらしい。「ニュージーランドでは、無理して歩いて時々亡くなる人が山では多いよ。下山した方がいい」
翌日、下山する事に決めた事を伝えると、にわかに山小屋の中が明るくなった。皆心配してくるれていたらしい。
下山途中から降りだした雨は冷たく体を冷やした。体の震えが止まらなかった。

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