テアラロアハイカー
- 2014/12/04
- 12:09
ピピリキを歩きながら考えていた。ルートはなんの為にあるのだろう。
テアラロアのルートは、新旧どちらも、川をカヌーで下る。しかし、多くのハイカーは、ピピリキでカヌーを降りて道路を歩く。川を下るより、20kmほど道路歩きの方が短い。
良く判らなくなってくる。そもそも、一人では借りられないカヌー。誰も下る事のないルート。
ルートが閉鎖になっていても代替ルートも記されていない。道路を歩いていて何処にテントを張るのだろう?トラックはジャングルでテントも張れない。
ルートが閉鎖になっていても代替ルートも記されていない。道路を歩いていて何処にテントを張るのだろう?トラックはジャングルでテントも張れない。
ここは、ニュージーランドなのだ。アメリカのトレイルとは違う。テアラロアの歩き方をしなくてはいけない。そう頭と心が割りきれるまで、半分の道のりを要した。きっと切欠は、トンガリロの雪と借りれなかったカヌーだと思う。この件がなければ、近いうちに歩く意味を失い、歩く事を、辞めていたかもしれない。まさに、ピュアリストハイカーでは、歩き続ける事が困難なトレイルなのかもしれない。今でも、雪とカヌーをパスしたのは、私の中で判断が正しいのか解らない。悩み事の1つでもある。しかし、これを切欠にアメリカのトレイルとは違う事に、ようやく心が追い付いたように思う。

きっと、アメリカのトレイルより亡くなる方が多いトレイルだと思う。トレイルで亡くなった方がいる話を聞くし、道路の事故も多いらしい。実際に道路を歩いていると、危険を何度も感じる。
これがテアラロアなんだ。
受け入れて自分なりに答えが出せたと思う。
残り約半分、テアラロアハイカーとして、テアラロアを満喫したいと思う。
そう、ようやく私はテアラロアハイカーになれたのだと思う。
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