運命的出会いのタルマヌイ
- 2014/12/04
- 07:46
恐らく、一時間に一台車が通らない道。二十キロを越えた頃から、民家が現れ始める。
しかし、いっこうに姿をみせない車。そんな時、かすかに後ろの方から、エンジン音が聞こえた。振り返り、直ぐに親指を立てたが、あっという間に車は通過していく。次はいつ車が現れるのだろう…。そんな時、同じ車が今度は逆方向から現れ、通りすぎていく。クラ
クションが鳴った。止まってくれたのだった。
しかし、いっこうに姿をみせない車。そんな時、かすかに後ろの方から、エンジン音が聞こえた。振り返り、直ぐに親指を立てたが、あっという間に車は通過していく。次はいつ車が現れるのだろう…。そんな時、同じ車が今度は逆方向から現れ、通りすぎていく。クラ
クションが鳴った。止まってくれたのだった。
私は痛む足の事を忘れて、精一杯の力で歩み寄った。この時ほど車が止まって嬉しかった事はない。
この出会いが、実はタルマヌイでお世話になる、シモンさん、シェリーさんのお嬢さんとの出会いだった。たまたま、結婚してオーストラリアに、住んでいるマケフさんが、タルマヌイに、帰ってきていたのだった。その車が私を拾ってくれた。マケフさんは、こんな道車なんか通らないよ。よく歩いて来たねといっていた。
私もそう思う。

私もそう思う。

たまたま、マケフさんがお母さんのシェリーさんから、車を借りていて、実家を訪れた時、二日間泊めて頂く事になった。
本当に幸せで、楽しい時間だった。
旦那さんの、シモンさんは、博学で色々な事を知っていた。タルマヌイと飛騨は、姉妹都市になっていて、シモンさんと息子さんの一人は、交換留学で飛騨に行った事がある。そして、シモンさんのお爺さんは、有名なマオリの族長らしく、その銅像は、トンガリロ国立公
園に展示されている。
園に展示されている。

語り尽くせないほどの話を二日間話した。私は、ロストが出会わせてくれた、この出会に感謝したい。いつか、タルマヌイにまた来ると約束して、ピピリキまで二人に送ってもらったのだった。
もう1つの私のホームができた。
私は、この素敵な出会いと、過ごした二日間を決して忘れない。
いつか、またこのホームに戻って来れたら。いつの日か、戻ると思う。
本当に、運命に、神様に、シモンさん、シェリーさんご家族に感謝です。
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